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トットチャンネル  

日本初のテレビ女優、NHKの第一期生として、テレビ黎明期から現在まで活躍されている黒柳徹子さんをモデルとした映画です。

徹子さんがNHKを受験するころから、研修生として学び、女優として活躍されはじめたころまでを描いています。

斉藤由貴さんが、スーパーアイドルとして活躍されていた頃の作品というだけあって、アイドル映画の面もあり、急に歌が入ったり踊りだしたりもしますが、それほど違和感はありません。

キラキラ輝く斉藤さんの笑顔は、テレビとともに成長しようと、ひたむきに生きていた若い日の黒柳さんのイメージにぴったりでした。

「窓際のトットちゃん」や「トットチャンネル」の印象そのままに、真面目で一生懸命で、ちょっとズッコケているけど憎めない、あの独特なキャラクターもよく出ていました。

徹子さんって、一生懸命やればやるほど笑いを生む、生粋のエンターティナーなんだなぁと、再確認させられるエピソードが盛りだくさんです。

当時、まだ、海のものとも山のものともわからないテレビジョンというものに、関わった一人一人がどんなに熱い思いをもっていたかが、よく伝わってきました。

パワー全開、笑いいっぱいの楽しい映画です。新人の高嶋政宏や、まだ無名だった室井滋や、今はもう懐かしくなってしまった方々や…が、画面いっぱいに熱く演じています。

「テレビジョンが日本にくれば、自宅で相撲が見られるようになる」と話す、小児麻痺のお友達の声から始まるオープニングや、結婚して引退を選ぶ友人たちと対比させて終わるエンディングなどは、徹子さんの人生観も見えた気がして、ちょっとおセンチになりましたが、全体的には、明るくてさわやかな青春映画でした。