純粋に高校野球の良さを舞台にしたアニメ!ダイヤのA

ダイヤのAは、高校野球を舞台にしたアニメです。昔は人気のある球技と言えば、男子の場合には野球が人気があった事から野球漫画やアニメが多数ありました。ところが最近ではサッカーなどの人気が上がった事もあり、本格的な野球アニメというのは比較的少なかった中での貴重な1作品と言えると思います。

高校野球が舞台のアニメと言えば、これまでにも複数の物がありましたが、昔は投手が魔球を使ったりしているものが多く、最近の作品では、恋愛的な場面も多く、野球から離れたシーンが目立つアニメが多くなりました。そんな中でダイヤのAはほぼ野球アニメと断言できる内容で、野球をやっていた事のある人であれば理解できるような比較的アニメとしては、野球のルールや細かい部分を取り入れていると思います。

主人公の沢村英純は、主人公らしくポジションは投手でありながら、絶対的なエースである降谷と同級生という事もあり、1年生から常に控えに甘んじている。1つ先輩にいる川上の3人からなる投手陣も、川上は右のサイドスローでスライダーやシンカ―を武器にした制球力のある投手で、降谷は本格的なストレートを武器にスライダーを取り入れる事でスタミナ以外は特に問題のない選手。沢村は左投げで癖球と呼ばれるムービングボールを武器にしている事などもキャラかぶりのない設定でありながら、野球を知っている人でも納得の投手陣になっています。

他のポジションの選手もレギュラー陣から補欠にいたるまで、しっかりと個々のキャラクターを活かした内容になっていますし、作者が野球をよく理解していると思うような場面も多々あるのも人気の秘密なのではないかと思います。

監督やコーチなどの存在もなかなか見ごたえのあるキャラクターで、これまでの野球アニメでもここまで主人公以外のキャラクターがしっかりと描かれている作品は少ないのではないかと感じました。

野球ですから当然、ライバルとなる高校も多数登場しますが、その中のキャラクター達も個性派ぞろいでありながら、野球という枠は決して外れてはいませんし、プロ野球のレベルには届かない高校野球の独特の雰囲気をしっかりと出しています。

確かにスポーツアニメ独特の努力や根性という面も多々ありますが、昔のアニメのようなイメージはなく、ひとつの目標に向かっている高校生球児達の物語というイメージが強くなっています。

これまでに多かった主人公や一部のキャラクターが中心というアニメではなく、チームが基本にあり、自分はチームの為に何をするべきかを描いている部分などは、いかにもスポーツの良さを出している作品に仕上がっていると思います。