音楽劇「魔都夜曲」

 1930年代の上海を舞台にした藤木直人さん主演の音楽劇。

2017年7月に渋谷シアターコクーンで収録されたものです。

異国情緒に溢れる当時の上海の様子が鮮やかに表現されていて大変魅力のある作品です。

出演の役者さんも実力派揃いです。(マイコ、小西遼生、村井國夫、春風ひとみ他) 

全編生のジャズバンドの演奏がバックに流れ観賞している自分自身も上海のジャズクラブにいるような感覚になります。

当時の時代背景を考えさせられると同時に、人は運命の波にもまれ、どんな時代も懸命に生きていると痛感するのです。

ある意味大変残酷な時代のストーリーですが、舞台美術の完成度の高さ、美しさ、また音楽の演奏、歌唱などが素晴らしく明るい楽しい気持ちで楽しむことができます。

 一番には出演の藤木直人さんの魅力が静かにも確かに爆発していることに大注目です。

俳優業の他にも司会、また音楽活動も長く続けている藤木さんならではの表現力で作り上げられる「藤木ワールド」。

一言でいうと「カッコいい!」そして自然体で爽やか、芸能界の中でも自身のポジションが確立されている役者さんではないでしょうか。

このキャスティングには拍手を送ります。

影技術も優れているのでDVDとして手元にあればいつでも何度でも楽しむことができます。

そして観るたびに細かいところなど新しい発見があり、一つの舞台を作り上げていくことが大変な仕事であることが改めてわかります。

音楽劇「魔都夜曲」ぜひお薦めしたいDVDです。

 

映画「のぼうの城」

戦国時代を舞台にした映画「のぼうの城」について書きたいと思います。

この物語は豊臣秀吉が小田原攻めで、石田三成が北条氏の支城である忍城での合戦を映画化したものです。

実はこの合戦は予定にありませんでした。それは忍城城主成田氏長と豊臣方との密約で城は戦わずに明け渡されるはずでした。

しかし予想外の事態になります。石田方の使者、長束正家成田一門を前に横柄な態度で開城の話に臨んだのです。

その横柄な態度に城代成田長親が憤慨して開城を一変して合戦することになってしまいます。

どこからどう見ても大軍の石田勢の勝ちは明らかだと思われていました。

しかし、いざ合戦が始まると石田勢は思わぬ苦戦をします。

忍城周辺は沼地のような土地柄で足場が悪く、思うような攻撃ができません。

そして成田勢は、それを見越して巧みな戦術を使い善戦します。

また家臣たちの奮闘あり、戦は長期戦に入っていきました。

しかし石田三成は城周辺が低湿地帯であることを利用して堤防を築き、水攻めを行います。

さすがに水攻めで忍城に籠る成田勢は打つ手がなくなり、落城は時間の問題となりました。

ところが、土壇場で北条氏が豊臣秀吉に降伏したのです。

これにより戦いは中止となり忍城の成田勢は降伏し助かることになりました。

大番狂わせといってもいい戦いになったからこそ物語となり後世に語り継がれたのだと思います。

また物語自体が大が小に立ち向かうという日本人好みの話でもあります。

映画での戦闘シーンはリアルな描写になっており、コミカルなシーンも多く思わず笑ってしまう場面もあり、面白い映画になっています。

まだご覧になっていない方は一度ご覧ください。

 

満腹時視聴推奨「南極料理人」

実際に南極観測で料理人として派遣された作家、西村淳のエッセイを原作とした堺雅人さん主演の2009年に公開されたコメディ映画です。

海上保安庁で料理人として働いていた西村は、ある日上司に南極観測隊の専属料理人として同行する様に告げられる。予定していた隊員が事故で行けなくなってしまったのだ。

妻子を残しての単身赴任に西村は嫌々ながらも南極観測の起点、昭和基地よりも更に奥地にある『ドームふじ基地』に2年間派遣される事になる。

平均気温がマイナス54度、ウィルスすらいない雪に閉ざされた陸の孤島で各機関から派遣された個性豊かな8人の隊員との共同生活がスタートするのだった。

舞台は、1996~98年の南極。インターネットは今の様に整備されておらず、スマホもパソコンも一般人が手軽に使える娯楽がとにかくなにもない時代。唯一の娯楽は、施設内に置かれている1分700円以上する公衆電話と日本から撮りためてきたビデオテープのみ…。

そんな、背景もありみんなの食に対する熱が激しい!! 雪に閉ざされた南極では食事が隊員達の重要な娯楽であり癒しの時間なのです。

日本から大量に持ってきたラーメンは深夜の盗み食いに消え、前任の部隊が置いて行った伊勢エビは隊員たちの強い希望により巨大エビフライになるも「やっぱ…刺身だったな」の元も子もないコメントと共にしょっぱい思い出となるわ、誕生日に用意しようと思ったローストビーフは南極という場所柄中々火が通らず、ついには棒に肉を刺し火を放って燃やすという暴挙に。

勿論、そんな変な料理だけでなく普通に美味しそうな料理も数々登場。

ただ、深夜に見ると異様に夜食を食べたくなるので注意が必要な作品です。満腹な時にどうぞ。

アニメ映画、時をかける少女

私はこれまで沢山の映画を見てきましたが、記憶にしっかりと残っていて何度も見たいと思える映画の一つに時をかける少女があります。

初めて見たときは何といってもインパクトが強かったので一気に引き込まれていったのです。

タイムスリップやタイムリープする映画やアニメはいくつも見てきましたが、この作品が一番面白く丁寧な物語の作りになっているように感じました。

時をかける少女では主人公の真琴が学校の理科室でタイムリープを行うための道具を偶然にも見つけ、タイムリープを数回行うことが可能になっていました。

道具の本当の持ち主は未来から現在にとある絵を見るためにタイムリープをしてきた少年の千昭が持っていたものでした。

真琴がタイムリープを使い切ってしまった後、真琴の交通事故を防ぐために最後の一回であるタイムリープを千昭が行ってしまい未来へ帰ることが出来ない状況になってしまいます。

しかし、時間が巻き戻されたことによって真琴のタイムリープできる回数が戻っていて、そこからさらに時を戻すことで千昭にももう一度タイムリープをすることが可能になり最後には未来へ帰ることができるようになります。

未来から来た千昭と現在にいる真琴はお互いに惹かれ合っていくのですが、最後には未来に帰ってしまうため離れ離れになってしまいます。

ここが何とも切なく感じた瞬間でした。

未来で待ってるという言葉を残して千昭は消えてしまうのですが、真琴は千昭が見たかったという絵を未来まで守り抜きたいと思うのです。

映画の続きはありませんが、いつか本当に再会してほしいという思いが私の中でずっとあります。

決してバッドエンドではありませんが、ハッピーエンドとも言えない切ない最後でしたね。

そこがまた心を揺さぶられるんだと感じています。

グレイズアナトミー恋の解剖学

シーズン14まで続いています。

アメリカのシアトルにある病院を舞台に、外科の研修医たちの激務の中での医者同士の恋愛や友人関係をリアルに描いた作品です。

5人の研修医と彼らを指導するレジデントたちがメインで話が展開していきます。

手術中の場面はとても生々しくとてもリアルで、様々な社会問題もテーマに含まれているため、考えさせられる内容も多くある他、医者同士の恋愛や、ライバルでもある同期メンバーとの友情関係の変化も忙しく、飽きない内容となっています。

シーズン1では、主人公のメレディス・グレイがシアトル・グレース病院での研修初日の前の晩にたまたま行ったバーで、出会った男性と一夜を共にするところから始まります。その男が何と研修先の脳外科医デレク・シェパードで、そこから恋愛関係に発展していきます。

シーズンが進むごとに二人の関係は複雑になっていくのですが、シーズン2ではデレクが既婚者であることが判明し、メレディスとは破局してしまいます。また、メレディスの親友であるクリスティーナも心臓外科医のプレストンと交際をスタートさせたり、同じく同僚のイジーやジョージもそれぞれの恋愛を院内で展開していきます。なんでこんなにも皆恋愛体質なのか・・と思うぐらい恋愛がメインテーマのドラマです。シーズンを追うごとに、研修医だった5人が昇格していき、新しく研修医が入ってくると、さらに恋愛関係も複雑になっていき、それがまたフレッシュで面白く感じます。医療がテーマなだけあって、主人公級のキャストが不慮の事故で死んでしまったりする場面も多いので、見ていて重く感じることもありますが、基本的に暗い内容というよりは、コメディタッチに描かれているので、とても見やすいです。14シーズンも続いているのに、飽きずに続きを待望してしまう大好きな作品です。

映画ザ・ブリザードについて

これは実話をもとに製作された映画になります。

これは1952年のお話です。

バーニーと言う男性が友人と共に女性達とデートをする事になり、そこで初めてミリアムと言う女性に会います。

そして人目見てお互いに気に入ったため交際がスタートし、それからある日の事二人はダンスパーティーへ。

そしてそこでミリアムは私と結婚してほしいと言うのです。

これはバーニーにとってあまりにも突然の事だった為なんとNOと言ってしまいます。

それと言うのもバーニーは湾岸警備隊と言う仕事をしていた為でもありました。

その為悲しませる事はしたくないバーニー、でもミリアムの強い思いが結婚を決心させましたね、またそんな中海では真冬の嵐と言う事でSSペンドルトン号とSSマーサー号が大変な事になっていたのです。

波に打ち付けられた事で船体に亀裂が生じそしついに限界が。

またそれにより船が真っ二つに割れてしまったところは衝撃的な光景だったなと思います。

その為SSマーサー号は沈みSSペントルトン号だけ残る事に。

そこで救助命令が急遽入りバーニーを含め4名が小さな船を使い救助へ向かう事になったのです。

ここも波の嵐と言う感じで本当命がけの救助でもありましたね。

またなんとか波を乗り越え辿り着いたのはいいものの救助船は定員が12名、でも船員は33名と倍以上もいた事に気づきます。

でもバーニーは過去に同じような嫌な思い出があった事から全員助ける事を決断するのです。

ここのシーンでは一人一人救助する中エルドンと言う男性が降りるのを躊躇していた事に気づいたシェフのタイニーが気を使い、俺が降りる事が出来ればエルドンも出来ると先に降りる事になったのですが、この時丁度船体が大きく傾いた事でタイミーは体を激しく打ち付けられてしまいそのまま亡くなってしまう事になるのです。

これはなんとも悲しいお別れでしたね、本当降りるタイミングが悪かったとしか言いようがないかもしれません。

でもそれ以外の32名は無事助ける事が出来たのはバーニーのお陰でもありまた奇跡でもありました。

そして最後には一番心配していたミリアムとバーニーが抱き合うシーンはとても感動的だったなと思います。

これが実話と言うのが本当凄いですね、これは改めて海の恐ろしさを知らされるそんな映画でもあったなと思います。

映画サヨナラの代わりに

ケイトと言う女性が弁護士のエヴァンと幸せな暮らしをしている中、ある日突然料理や大好きなピアノを弾いている時に手に力が入らない事に気がつくのです。

それから1年半後実は症状に気づていた時からALSと言う難病を発症しており、この時にはもう既に症状が進行し人の助けなしでは何も出来ない状態にまでなっていたのです。

その為夫のエヴァンが身の周りの事やケイトの世話を全てする事になったのですが、やはりエヴァンは仕事もあり大変なので、ケイトは介護してくれる人を募集する事になるのです。

そして後日面接する事になった訳ですがなんとそれで来た方と言うのが、ケイトとエヴァンが想像していた方とは違い見た目からして介護とは程遠い女性だったのです。

それで言葉を無くした二人でしたが何故かケイトはこの女性ベックを気に入ってしまい雇う事になります。

そしてそこからベックはケイトの介護生活が始まっていく事となるのですがそんなある時の事でした。

なんとエヴァンの不倫が発覚してしまうのです。

それでエヴァンを家から追い出す事に、それによりここからベックはケイトの家に移り住みより長い時間をケイトと過ごす事になっていきます。

ベックは最初は料理もした事がなく、介護も自分のお婆ちゃんの時に少しだけ、と殆んど未経験だった方が、このケイトと出会った事で徐々に成長していく様子は何か観ていてぐっとくるものがありました。

それだけケイトの病気の重大さに気づかされていくところでもありました。

またこの難病症状が出始めてから悪化していくのが早いもので、最初は体の自由が徐々にきかなくなっていき、その内話しも出来なくなりそして呼吸困難に陥り最終的には死に至ります。

これは介護する人もそばにいるだけ辛いものがあるなと思いました。

こちら最後にはとても悲しい結末になってしまいますが、ベックはケイトに出会えたお陰で今まで見えていなかった大きな何かを見つける事が出来ましたね、

本当これは凄く泣けるとても良い映画でした。